「田宅宮」は、名前の通り不動産・住まいに関する宮として知られています。以前ご紹介した「兄弟宮」「財帛宮」とあわせて、当サイトのお金に関する読み方の中核をなす宮のひとつです。

一般的な紫微斗数における意味

香港の紫微斗数家・王亭之氏は、田宅宮を「不動産購入の運勢、そして遺産や祖業を継承できるかどうか、あわせて居住環境そのもの」を推し量る宮だと説明しています。

王亭之氏の講義録には、主星ごとの田宅宮の具体的な読み方が数多く残されています。たとえば太陽が落陷(弱い状態)で田宅宮にある場合は不動産投資に不向きで、特に凶星を伴うと損失が出やすいとされ、太陽が化忌になると家族の男性に何らかの損傷が及びやすいとされています。一方、太陽と太陰、あるいは太陽と巨門が同宮する場合は、凶星を伴わなければ不動産を増やしやすいとされ、太陽太陰の組み合わせなら生まれ故郷や長く住んだ土地での購入が、太陽巨門の組み合わせなら海外での購入が向いている、というように、非常に具体的な指針が示されています。

また、紫微が七殺や破軍と同宮する場合は祖先から受け継いだ財産を守りにくいとされる一方、紫微が天相と同宮する場合は現代的な不動産を持ちやすく、中年になってようやく安定した資産を築けるとされています。天機と巨門が同宮する場合は不動産をめぐる争いが起きやすいとされ、天機が化忌になると家の中が落ち着かず、絶えず騒がしいとも言われます。興味深いのは、こうした「家の中が騒がしい」という兆候が見えたときには、あわせて夫妻宮(夫婦関係)を確認すべきだと、王亭之氏が注意を促している点です。田宅宮だけを見るのではなく、関連する宮を横断して確認する、という姿勢がここにも表れています。

以前ご紹介した「財帛宮」との役割の違いも、あらためて整理しておきます。財帛宮が「稼ぐ力・お金の流れ」を表すのに対し、田宅宮は「貯めておく力・財を守る蔵(財庫)」を表すとされています。財帛宮の勢いが良くても、田宅宮がしっかりしていなければ、貯まる前に流れ出てしまう、という考え方です。

王亭之氏は、紫微斗数を丸暗記の口訣として扱うのではなく、なぜそう読むのかという原理を理解した上で使いこなすべきだという姿勢を繰り返し述べています。田宅宮についても、単に「良い星があるから資産が増える」という短絡的な判断ではなく、どの星の組み合わせが、なぜそのような結果を招くのかを、古典の記述と実際の統計の両面から検証する、という手法がとられています。

宮﨑流紫微斗数×感情の力学での見方

宮﨑流紫微斗数では、田宅宮を「不動産運の良し悪し」という単純な吉凶判断ではなく、感情の力学における関係性の力学とあわせて読み解きます。お金が貯まらない、家が落ち着かないといった状態の背景には、その方が置かれている人間関係の構造が関わっていることが少なくありません。具体的にどのような形で現れるかは、実際の鑑定の中でお伝えしています。

実際の鑑定での使われ方

当サイトの「富のルーティング」鑑定では、田宅宮を財帛宮・兄弟宮とあわせて確認することで、「お金が入ってくる流れ」と「お金が貯まる力」の両方を分けて見ています。片方だけを見ていると、「収入はあるのに、なぜか手元に残らない」といった状態の本当の原因を見落としてしまうことがあるためです。

■ 感情の力学ではこう分析します

お金が貯まらない、家の中が落ち着かないといった状態は、多くの場合、本人も気づいていない感情のパターンが影響していると捉えています。

■ 宮﨑流紫微斗数ではこの星が関係しています

田宅宮にどんな星が入り、財帛宮・兄弟宮とどう関係しているかを確認しながら読み解いていきます。

あなたの「お金の詰まりポイント」を知りたい方は